「晴香、憲吾、ママもパパと同じこと考えていた…祐輝さんが晴香を離したくないって思ったのは確かよ…でも祐輝さんの潔癖な性格なら、元には戻れない…だから、晴香と世利をすてる格好で、祐輝さんは晴香に最後の愛情くれたの…絶対に忘れてはいけないよ!祐輝さんの気持ち」


「俺…絶対に二人を幸せにします。祐輝さんの愛情を越せるくらいの、大きな愛情でずっと二人を愛していきます」


「あたしは…あたしは…ごめんなさい。今気持ちの整理ができないの…少し一人にさせて」


そういうと、晴香は携帯を持って2階に上がった。


携帯を開くと祐輝へ電話を入れてみる…


あれだけ嫌いだと思っていた祐輝が、今何故か心全体を支配して離れない…祐輝と話しを二人だけでしたい。そう晴香は思っていた。