スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間

「祐輝…ごめんなさい…あたし…一緒にはいけない…」


祐輝の表情を探るように晴香は言った。


怒り出すのか…


何を言われるのか、すごく不安で…


でも…


祐輝の表情は、思っていたよりも穏やかで…でも寂しそうに見えた…


憲吾にもそれはわかっていた。


少しの沈黙…


祐輝が、思い切ったように口を開いた。


「晴香…君の答えはわかっていたよ。俺にとって最後の賭けだった…無理なのわかってて~俺ってバカだよな…晴香を傷つけて、ついてきてほしいなんて、むしがよすぎるよな…ごめんな…」


祐輝の言葉に、晴香は戸惑った。


この人は、こんなに弱気で、こんなに小さく見えて…こんなに穏やかに話す人だっただろうか?


優しいその顔は、結婚前に、晴香が好きになった祐輝…


自分に冷たくした…祐輝ではなかった。