スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間

「本社って言ったら…!」


あまりの遠さに、晴香は驚いた。


「祐輝さん…どれくらい帰ってこれないの?」


晴香の母も驚いて、質問した。


「多分…行ったら帰ってこれないと思います…」


「帰ってこれないって…いつ決まるんだい?」


「明日までに返事しなくてはいけないんです…」


「明日…!?」


晴香は動揺を隠せなかった…


憲吾も…そして皆も…


「晴香…明日までに、一緒についてきてくれるか、答え出せるかい?家族も一緒ならマンション用意してくれるって…」


祐輝にとって、最後の賭けだった…


「一緒にって…」


晴香の表情は曇っていた。


今の全てを捨てて、祐輝と他の場所でやり直す?両親もいない…憲吾もいない知らない土地で…祐輝と世利とやり直す…?