スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間

深く深呼吸をする姿を憲吾は心配そうに見ている。


「あたし…嘘つきたくないから、正直に言うね…憲吾とあたしは、関係を持ってしまったの…祐輝に傷ついたあたしを、憲吾は優しく包んでくれた…憲吾は、抱いてくれたあと、必ず言ったの…夫婦なんだから、求められたら、拒んだらダメだよって…あたしは、憲吾に癒されていたから、乱暴な祐輝を我慢して受け入れることができた…あたし考えたの。憲吾に愛されて癒されたけど、もしも祐輝があたしの愛情に応えてくれたら、あなたを選ぶべきだって…でもね…その期待も、指を折ったあの時に、消えてしまった…ごめんなさい祐輝、隠していて。あなたを裏切ったのは、あたし…」


晴香はポロポロと涙を流し泣いていた…でも、言えなかった胸のうちを祐輝に伝えることができて、少しホッとしたようにもみえる。