スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間

晴香は憲吾の横で、子猫のように丸まって眠っている。


やっぱり憲吾が先に目覚めて、晴香の寝顔をながめている…


赤ちゃんの頃から手をつないで、隣にいた晴香…


眠る時に、いつも怖いからって手をつないで…目覚めるとこうやって子猫のように眠る晴香を見てきた。


きっと幸せな結婚生活を夢見ていたはずなのに、夫の傍で安らぎを求めたはずなのに、心も体も満たされることなく、自分の元に戻ってきた。


そして…


可愛い顔で眠っている晴香が、自分にとっても大切な存在…


ずっと傍にいてほしいのは、本当は自分で、晴香の全てに癒されている…


そして晴香の分身世利にも、今は我が子のような感情さえある。


晴香が大切なことは、自分にとっても同じこと…


晴香の痛みや苦しみも、フタリでいたら半分で済むよね…


俺が必ず、晴香と世利を幸せにするからな…晴香…