スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間

お願いします?


憲吾は何をお願いしたのだろう…


テーブルの上に、銀色のフタのついた、皿が二つ…


シャンパンとグラスが並べられた。


ルームサービスの人は、笑顔で会釈すると部屋から出て行った。


「晴香…こっちに座って~」


言われるままに、憲吾が引いた椅子に座る。


向かいあって座るようになっていたが、晴香のケガした右手を考え、憲吾は晴香の右側に座った。


「晴香~バタバタしてて忘れてただろう…晴香、明後日誕生日だよね…」


言われてみれば…


すっかり忘れていた。


「皿のフタ、普通は開けて行くらしいけど、晴香のために、開けてもらわなかったんだよ~開けてみて!」


いたずらっ子のように、憲吾がニヤリッと笑った。


あたし…ドキドキの体験してる~こんなの初めて~