家に着くと、痛みがおさまっていたので、包帯とシップを取り、右手を自由にしてみた。
ここ何日か、慌ただしく、自分のケガがどんなふうになっていたのかなんてよくわかっていなかった。
骨折と聞いて、ショックが大きく、右手がしばらく使えない?抱っこが好きな世利を抱いてあげられない。
そう思うだけで、気持ちがブルーになっていた。
碁盤の目のようになった、プラスチックのように硬いギブスが、指に鉛筆キャップのように着いていて、第2関節から、少し曲げられる状態になっている。
「どれ~晴香見せてみて~へ~今こんなギブスするんだね。色変わってるけど、痛みはないの?」
「少しあるけど、最初の痛みとは違うよ」
「手首も変色してるね~痛みはないの?」
「曲げると少し痛い感じ」
「良かったね、少し手の使えないストレスから解放されるね~」
「うん~」
ここ何日か、慌ただしく、自分のケガがどんなふうになっていたのかなんてよくわかっていなかった。
骨折と聞いて、ショックが大きく、右手がしばらく使えない?抱っこが好きな世利を抱いてあげられない。
そう思うだけで、気持ちがブルーになっていた。
碁盤の目のようになった、プラスチックのように硬いギブスが、指に鉛筆キャップのように着いていて、第2関節から、少し曲げられる状態になっている。
「どれ~晴香見せてみて~へ~今こんなギブスするんだね。色変わってるけど、痛みはないの?」
「少しあるけど、最初の痛みとは違うよ」
「手首も変色してるね~痛みはないの?」
「曲げると少し痛い感じ」
「良かったね、少し手の使えないストレスから解放されるね~」
「うん~」

