スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間

晴香は憲吾との約束通り、世利と朝からベッタリだった。


テレビを見て笑い声をあげたり、玩具で遊んだり、抱いてあげられない分、世利が甘えてくる全てを受け止めていた。


父が仕事に行くと、祐輝が来るのを待って、病院に行くことになっていた。


「そろそろ来るかな~祐輝さん…」


「うん…」


言って間もなく、玄関前に車が止まった。


晴香はドキッとしたが、祐輝だとわかっていたので、心の準備だけはできていた。


ピンポン…


「お母さん…すみません…祐輝です」


玄関先で祐輝の声がした。


何も知らない世利は、インターホンごしに聞こえるパパの声に反応して玄関に、歩いて行く…


あたしだけが恐怖にその場から動けない?


晴香の母が玄関先で対応する予定でいたが、祐輝は、すみません…と中に入ってきた。