里美と入れ替わりに、憲吾の両親が、入ってきた。


憲吾の父はビールを持って…母は、大きめの惣菜入れと、憲吾の着替えを持っていた。


「聡、ご苦労様…大変だった様子だな～大丈夫かい？」


「ああ…憲吾にも大変な思いをさせてしまって、申し訳なかった…」


「何言ってるの！聡さん～元はといえば、結婚してる晴香ちゃんを好きになっちゃった憲吾が悪いんだから～ね～美雪」


「祥子、そんなふうに憲吾責めないで…晴香は、きっと人生を祐輝さんにかけてみよう！って頑張ったんだよ。でもね…愛されてないって感じたら、どんなに頑張ったって、上手くいかなくなるんだよ。そんな時に、晴香を優しく包んでくれる憲吾に再会できて、晴香は、愛される素敵なことわかったんだから…私達も、可愛い娘に幸せになってもらいたいんだから…」