スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間

晴香が過呼吸になりかけていて、晴香の母は世利を眠らせたあと、飛んできた。


泣いたのもあり、呼吸が速く、顔色が青くなって、唇も紫色になってきていた。


祐輝はその姿を見て、方針状態になっていた。


憲吾は飛んで行って、病院からもらってきていた、処置用の袋を晴香の口と鼻にあて、支えるように


「大丈夫…もうすぐ楽になるよ…落ち着いて…」


声をかけていた。


「ちょっと祐輝!何見てるの!あんたの奥さんだよ!」


母親の声も聞こえているようで、聞こえていなかった。


自分は恐怖で体が動かなくなってしまったのに、この男は、どうしてここまでできるのだろう…


晴香を本当に愛しているから?


それとも、兄妹のように晴香を見てきたから?


どちらにしても、晴香の今の状況に、何もできないで座っていた祐輝だった。