スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間

「妊娠中も、祐輝とは付き合いが短いから、子供が生まれたら、パパママ、預かってくれてる?祐輝と、少しは二人の時間作ってデートするのが楽しみなんだってね…」


憲吾も知らない話しだった。


「世利が生まれて、晴香は親に頼ることなく、子育てしていたはずだよね…祐輝君もそれは認めるだろう…」


「は…い…」


「母乳の方が健康になるんだよ~体重が増えたよ~って晴香の声を電話で聞くたびに、嬉しくてね~」


晴香は思い出しながら、声を殺すように泣いている…


「でも…晴香は、世利を生んで半年くらいだったかな~外に出ることもなかったのに、クラス会に行ってみようと思うのって、電話があったんだ。その時の声がいつもと違っていてね~」


祐輝もその時のことを思い出していた。


自分が世利を初めて預かって、子育て中で自分もかまってやってないし~行ってこれば~と出したクラス会…