スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間

「世利、ごめんね、しばらく抱っこしてあげてないね~ママ手イタイイタイになって…早く治して抱っこしてあげるからね~」


「ンマンマ…マ~」


「世利、あなたからパパを離すことは、ママも考えたの…でもね、ママ自分が幸せになれないと、いつかきっと、あなたを生んだことも後悔しそうで怖いの…もし、パパと別れても、世利が会いたくなったら会えるように、ママ話し合いするからね…ママを許してね…」


「マ~タイ~」


世利にはわかるはずのない会話を、晴香は真剣に話していた。


多分、自分がここにいて聞いているのも知らずに、皆いないと思って、娘に気持ちを話したのだろう…


憲吾は寝たふりをしていた。


晴香がトイレに行こうと居間に来て、憲吾がソファーに横になっていたのに、少し驚いていた。


「あっ~晴香…ごめん俺寝ちゃってたんだ。世利ちゃんも起きたのかい~」