晴香は幼いというか…鈍感なのか…


周りの男の子が晴香に興味を持って、話しかけたり、逆に意地悪したり…


大抵の子供達は、そんなことがあると、相手を意識しはじめる。


でも、晴香は帰り道


「憲吾、晴香~男の子ってうるさいから嫌い!憲吾と全然違うんだ~」


とよく愚痴を聞かされていた。


晴香が鈍感すぎて、憲吾にはホッとしていたが、このホッとする感じに、今までよくわからなかった、好き…って言葉の意味を憲吾は感じ始めていた。


小学校2、3年生にもなると、晴香の胸も小さな頃とは変わりはじめ、女の子として憲吾は意識しながらも、ちょっぴりドキドキしながら、いつものように風呂に入って、遊んでばかりいる晴香を洗ってあげる…


湯船につかりながら、憲吾は聞いてみた。