「今晩、祐輝君とお母さんが、多分ここに来ると思う…祐輝君は、晴香に戻ってほしいと荒れている様子だ。晴香…確認したいことがあるんだが…晴香は、どんな状態になっても、祐輝君のところに戻る気持ちはないのかい…」


「ない…」


即答だった。


「わかった。憲吾頼みがある。憲吾は里美ちゃんの彼氏ということになっているから、里美ちゃんを夜ここに呼んでくれないか?事情を説明して…憲吾との関係は伏せてほしいんだまだ…ややこやしくなるからね~それで、祐輝君との話しが、上手くいかなかったら、二人で晴香を憲吾の家に避難させてやってほしいんだ。お願いできるかい?」


「わかりました。晴香大丈夫かい?」


「うん…大丈夫…でも、私きちんと気持ちは話すねパパ…このままじゃ、皆に迷惑かけるし、あたしも早く解決したいの…」