憲吾は、晴香の母に頼まれた世利の買い物を済ませて家に戻った。


晴香の父は仕事に行く用意をしている。


晴香の母、憲吾の母はキッチンのテーブルに向かい合って座り、深刻な顔で話していた。


「ただいま~」


憲吾が雰囲気にきずき、わさと大きな声で言ってた。


世利は、一人遊びを忙しそうにしながら、笑顔を見せる…


「あら~憲吾ありがとうね…晴香、どうだった?気分転換になったかい?」


「うん…でも少し疲れたから…休んでもいいかな…」


父は迷いながら、晴香に少し話すことにした。


「晴香…パパ仕事に行く前に、祐輝君のお母さんと話ししたんだ…話さないか迷ったんだけど、晴香の気持ちだけ聞きたくてね…」


「パパ…大丈夫…話して…」