「晴香、鈍感だよな~あれは見てる俺でも気がついたぞ」


「だって…意地悪嫌だったんだもん」


「まぁ~正直な気持ちだよな」


「晴香…もっと自分の気持ち、はっきり出していいんだよ。晴香が本当の気持ちを見せることで、多分誰かを傷つけてるとか、傷つける…そう思ってるんだろうけど、時にはしょうがない時もあるんじゃないのかな…」


「……」


「起きてしまったことに後悔しても、戻れないよな。でも、自分自身でこれからの人生を変えていくことはできるよ。普通で考えたら、俺達の関係って、認められないこと…でも、両親達が理解して、こうやって認めてくれているんだから、もう後戻りしないで、前に進もう~もし晴香が先に進もうとするときに、正直に自分の気持ちを話さなければいけない時がきたら、もう隠さなくていいからね…早く気持ち楽になろうね」


「うん…」