結果は、一時的なパニック障害。


一気におきたことに、気持ちが対応しきれなくなって、ショック症状と、過呼吸になってるらしく、過呼吸の対処方法を教えてもらった。


可哀想に…


病院にいる間、ほとんど記憶もなく、ぐったりしていり晴香に、母も憲吾も言葉を失っていた。


どれだけ声をかけても、意識がはっきりしない晴香に、母の瞳にも涙がにじんでいた。


「柴崎さん~お薬でてます」


受け付けに行って、薬局で母は薬を取りに行っている間、憲吾は眠っているような反応のない晴香に話していた。


「晴香…もう我慢することはないよ。今、俺の両親も来て、晴香パパが事情を説明してくれているはずだ。皆晴香守ってくれてるから、安心するんだよ。祐輝さんも、あの様子だったら、来ないから大丈夫だからね…」