スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間

あやされて、キャッキャッと喜んでいる世利を抱きながら、憲吾は心配そうに聞いた。


「晴香パパ…どうしたんですか?」


「祐輝君が、病院に晴香を自分が連れて行くから、今向かってて、もう着くって…」


ピンポン…ピンポン…


乱暴に呼び鈴を鳴らすと、鍵が開いてることがわかり、勝手に入ってきた。


「俺、病院連れて行きますから、晴香どこですか?!」


「俺達がちゃんと連れて行くから、今日は帰ってくれないか?今君に会えるような状況じゃないんだ…」


憲吾は、世利を抱いたまま二階に急いだ。


案の定、晴香は泣き出して、耳をふさくようなかっこうでうずくまっている…


晴香の母に世利を渡すと、晴香を横からきつく抱きしめた。


「大丈夫だよ…俺がいるからね」