夕方、世利と横になっている母親に気づかれないように、二階から憲吾に電話を入れてみる…
「晴香か~元気でやってるか?どうした~」
「今日実家に来てて、夜とか時間ある?」
「大丈夫だよ。6時頃迎えに行くけどいいかい?晴香ママ、俺行くとまずいかな?」
「大丈夫と思うけど…あたしが、憲吾の家の曲がり角の辺りで待ってるよ」
「オッケー」
母親は憲吾と会っても、怒ることがないのはわかっている。
ただ、世利に会うのを考えてしまうのと、不謹慎な気持ちがあった分、いいよって言えなかった…
憲吾にあたしの家庭をあまり見せたくはない。
憲吾には昔のままのあたしを見ていてほしいから。
二階の部屋に飾られた写真…
あたしと夫の結婚写真
純白のドレスを着たあたしが、幸せそうに夫の横で微笑んでいる…
「晴香か~元気でやってるか?どうした~」
「今日実家に来てて、夜とか時間ある?」
「大丈夫だよ。6時頃迎えに行くけどいいかい?晴香ママ、俺行くとまずいかな?」
「大丈夫と思うけど…あたしが、憲吾の家の曲がり角の辺りで待ってるよ」
「オッケー」
母親は憲吾と会っても、怒ることがないのはわかっている。
ただ、世利に会うのを考えてしまうのと、不謹慎な気持ちがあった分、いいよって言えなかった…
憲吾にあたしの家庭をあまり見せたくはない。
憲吾には昔のままのあたしを見ていてほしいから。
二階の部屋に飾られた写真…
あたしと夫の結婚写真
純白のドレスを着たあたしが、幸せそうに夫の横で微笑んでいる…

