スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間

「やっぱりダメだね…憲吾、夜病院私も行くから、連れて行ってくれるかい?」


「はい…」


「ちょっと隣の部屋にいいかい?」


憲吾を隣の部屋に連れて行くと、母は小声で話し始めた。


「多分、ケガしたり、殴られたり、ショックが大きすぎたんだと思うの。一時的なものだと思うけど、音とかに敏感になってるのね~先生に相談してみるけど、目をしばらく離さない方がよさそうね」


「俺ついてますから、大丈夫ですよ」


「下に寝かせてあげたいけど。世利騒ぐから、ちょっと心配だしね…憲吾仕事は大丈夫なの?」



「晴香ママ、俺これでも一応社長ですから…明日も大変そうなら、ついてるし…」


「ごめんね…本当に憲吾には迷惑かけちゃうね…」


「俺、晴香の傍にいれて嬉しいし、早く晴香元気になって、笑ってもらいたい。だから俺にできることなら、なんでもしますから…」


「私達、ちょっと買い物に出てくるね。夜病院行くなら、早く用事済ませちゃうから。憲吾留守番していてもらっていいかい?一人で晴香…大丈夫かい?」


「隣についてますから、何かあったら携帯に連絡します」


「じゃあ、ごめんね頼むね」