スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間

「祐輝!あんたどうするつもりなの?晴香ちゃん、離婚考えてるって…どうして、殴ったりなんかしたの~」


「あいつは俺をコケにしやがった!愛してくれないって言うから、俺は何も言わずに、晴香を求めるのが一番の仲直りだと思って、歩み寄ったんだ。恥じも捨てて…そうしたら、拒絶されて」


「でも、晴香ちゃんケガもしてるし、その気になれなかったんでしょ。実家でお友達も来ていたし…」


「だけど、男の俺が求めたのに、断るなんておかしくないか?どうやって晴香を愛すれっていうのかわからない…」


さすがに母親も返答に困っていた。


「で、どうする?向こうのお父さん、晴香ちゃんこっちに帰すつもりないって」


「そんなこと言ったって、俺達は夫婦だ!世利だっているし、妻と娘が家にいないなんて会社の連中にわかったら、どんな噂されるか…」


「祐輝、少し頭冷やしたら、母さんもあんたのためと思って、色々言ってきたけど、やっぱり祐輝が暴力で晴香ちゃんにケガさせてのは、まずいよ。お父さん、でるところでましょうか?まで言ってきていたよ」


「出せるものなら、出してみろ!俺は絶対離婚なんて簡単にしないからな!」


「祐輝…」


「俺夕方、夜晴香の所に行って来る。病院行くかもっていってたし、俺が連れて行ってくるよ」


「あちらに任せておいたら?」


「いや!俺は行って来る!」