スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間

「まずは、祐輝と話してほしいの。祐輝も納得してないようだし、夫婦でこれからやって行くためには、話し合いは必要でしょう」


ピンポン…


まずい…里美達がタイミング悪くやってきた。


「お母さん、晴香の友達なんですけど…」


「あ~病院に着いて来たっていう友達ね、事情わかってる様子だから、かまいませんよ」


「あら…皆いらっしゃい…玄関で母は、見えないように、ジェスチャーで祐輝と母親が来ていることを3人につげていた」


「入ってちょうだい」


居間には、祐輝と母親が、真ん中を陣取って座っていたので、キッチンのテーブルのところに皆を招いた。


晴香の父も困った顔をしながら様子を伺っている。


「晴香…果物買ってきたから食べてね。指大丈夫?」


「皆さん、お世話様、うちの晴香が大変お世話になったようで、明日から私も、家で手伝いますからご心配なくね」