「晴香パパ、ママ、本当に申し訳ありません。俺、晴香が結婚してるのわかってて、一線を越えてしまいました。でも…晴香を愛しています。晴香を守りたい…」


憲吾の瞳から涙がこぼれた…


「憲吾、いいから飲みなさい…俺達の人生じゃない。晴香と憲吾の人生だよ。晴香が憲吾と一緒にいたいと思うなら、どんなに苦しいことがこれからおきても、常識を持って祐輝君とのこときちんとしなさい。世利のことだってあるしね。きっと…二人が乗り越えなければならない困難はあるよ。それでも一緒にいる覚悟はあるのかい?」


「憲吾…私もパパと同じ気持ちだよ。まだ、二人は若いんだから、人生間違った選択をしてしまったら、やり直すことはできる…でも、周りは冷たいよ。耐えられるかい?」


「はい…晴香を守って幸せにできるなら、どんなことでも俺はできます…」