「なんだって!祐輝本当かい?晴香ちゃん、祐輝にやられたのかい!」


興奮気味の母親に全員が困っていた。


祐輝の母親は世利のオデコを確認する…確かに赤いアザのようになっていた。


「あんたは、女に暴力ふるうなんて、最悪だね!なんてことしてくれたんだい。晴香ちゃん、お父さん、お母さん、本当に申し訳ないです」


「晴香ちゃん、すぐ言ってくれたら、良かったのに…本当に申し訳ない…このとおりだ」


祐輝の両親は、深々と頭を下げた。


「本当にすみませんでした」


祐輝も床に頭をつけるように、頭を下げた。


「まぁ…今日は世利のおめでたい日なんだから、とりあえずお祝いしましょう~晴香も大分落ち着きましたし」

晴香の父の声で、祐輝達は頭をあげた。


「母さん…世利ちゃんに」


「あっ…そうね」