「里美から聞いたけど、あの後晴香の旦那と会ったんだって?憲吾は里美の彼氏ってことで、知られてないのか?色々と…」


春樹が小声で晴香に言ってきた。


「わかってないと思う…」


「いいか晴香。どれだけ苦しくなっても、憲吾の存在だけは言うな~憲吾にもそれだけは言ってあるから」


「うん…わかってる…」


「さぁ~ジュースでも飲んで~」


「そうそう!世利ちゃん♪お誕生日おめでとう!これ3人からのプレゼントだよ~」


「ありがとう…!世利良かったね~開けてみていい?」


世利は、不思議な包みを座りながら、静かに見ていた。


中から可愛いオママゴトセットが出てくると、世利はキャー~ダーと喜びの声をあげながら、手にとって晴香に見せている。