「わからない…」


「ママは、晴香の気持ちを尊重しようって思うの…パパも同じだと思うよ。でもね、一つ聞いておきたい事があるんだ。晴香、祐輝さんとの夫婦関係嫌がったりしていないかい?言いにくいなら言わなくていいけど…」


一瞬晴香は言葉に詰まったが、自分の母親に嘘をついても仕方なかった。


「ママ…あたし祐輝に世利生んでから…6ヶ月くらいしてからかな~自分から何気なく求めてみたの…そうしたら、拒否されて…寂しくて憲吾にクラス会で会って癒された。その後2回くらい、無理矢理、祐輝はあたしを求めたけど…あたしは、犯されてる感情しかなくて…」


涙を流しながら話す娘が可哀想になって、母も泣いて答えた。


「晴香…もういいよ。もうそれ以上言わなくていい…」