スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間

二階から母親が眠った世利を抱いて降りてきた。


「とりあえず、晴香も世利も預かるから、祐輝さんも一人になって、もう一度考えてみて。明日、世利の誕生会はここでやるから、ご両親にも連絡しておいてちょうだい。まずは、今日は帰って、明日また会いましょう」


「わかりました…晴香大事にな。お母さん、明日頼みます」


「お昼くらいまでに来てちょうだい。用意しておくから…」


「はい…じゃあ、すみません失礼します」


車のエンジン音が鳴ると、祐輝は帰って行った。


「ダメだね~あの人は…女の気持ち理解してないね~晴香、何にも考えないで、とりあえず休みなさい…憲吾、里美ちゃん、ご飯用意してあるから食べよう」


「はい…」


「晴香も少し食べよう。俺食べさせてあげるから…」


「うん…」