スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間

「憲吾…晴香頼むね…私には今それしか言えない…私は結婚してないから、晴香の気持ちにはなれないけど、女性として、愛されるって、大きな力になるのは間違いないの…最初私は、憲吾達の関係に疑問があった…幸せそうに見える晴香を冷ややかに見ていたのが本当の気持ち…でも、晴香の傷ついてる姿見て、気持ちが変わったの…憲吾しか晴香を支えてあげられる人はいないって…」


「本当に大丈夫か?憲吾が傷ついてる姿俺は見たくないからな…」


「ありがとう、春樹、里美…俺、妹みたいに晴香、可愛いんだ!晴香が喜んでくれたら俺も嬉しい…でも、晴香が悲しいと俺も悲しいんだ…」


春樹と里美は、それ以上何も言わなかった…


里美が祐輝に、憲吾が彼氏だと嘘をついたことなど…を春樹に説明して、日曜日晴香の家には、里美が行って様子を見てくる打ち合わせをした。


時刻は12時を過ぎていた。