桔平くんを布団でくるみ、子どもたちが眠っている保育室を出て、トイレに向かう。 「摩訶般若波羅蜜多(マカハンニャハラミタ)、心経(シンギョウ)――」 トントンしながらうろ覚えの『般若心経(ハンニャシンギョウ)』を唱えると、桔平くんはすぐに眠ってしまった。