どうして、今、あたしは泣いてるのだろう。
良平に会ったから?
新しい彼女がいたから?
……違う。あたしは、良平の事が好きだったんだ。
振られても、傷付いたつもりはなかった。実際、友達から聞くみたいに、ご飯を食べられなくなるほどショックを受けた訳でもないし、自殺を考えるなんて、言うまでもない。
あたしは、涙1つ零さなかった。
振られるのなんて、たくさん経験してきたから。今までと同じだと思っていた。
いつか良平の事も忘れて、言い寄って来た男を好きになればそれで良い、って。
ずっとそうしてきたのに。
良平は、違うって思ってたんだ。心のどこかで。
しつこいくらいに付き纏われて、真っ直ぐにあたしを見ていて、きっとあたしじゃなきゃダメなんだと思った。
他の男は皆、遊び程度にしか見ていなかっただろうし、あたしは別にそれでも良かったから、付き合って、別れていった。
ただ虚無感だけが蓄積し、気づけばこの有様。人もまともに愛せないような、軽い女に成り下がってしまった。
心の中の空白はだんだん広がっていき、きっとあたしは不安だったんだ。
ただの情欲じゃない、愛が欲しかった。
やっと、見つけたと思ったのに。好きだって言ってくれる人を。不変のものを。
でも、変わってしまった。何もかも。もう良平はあたしを見ていなくて、必要としていなくて。
“そういえば、雅もこの学校だったんだよな。すっかり忘れてたわ”
良平の記憶の片隅に、今にも消えんと霞んでるだけ。嵌まってしまったのは、あたしの方だ。
傷付いていた。
気づかないフリをして、今まで通り忘れようとしていたんだ。強がって。
本当は、裏切られた気持ちでいっぱいだったのに。……馬鹿みたいだ。
良平に会ったから?
新しい彼女がいたから?
……違う。あたしは、良平の事が好きだったんだ。
振られても、傷付いたつもりはなかった。実際、友達から聞くみたいに、ご飯を食べられなくなるほどショックを受けた訳でもないし、自殺を考えるなんて、言うまでもない。
あたしは、涙1つ零さなかった。
振られるのなんて、たくさん経験してきたから。今までと同じだと思っていた。
いつか良平の事も忘れて、言い寄って来た男を好きになればそれで良い、って。
ずっとそうしてきたのに。
良平は、違うって思ってたんだ。心のどこかで。
しつこいくらいに付き纏われて、真っ直ぐにあたしを見ていて、きっとあたしじゃなきゃダメなんだと思った。
他の男は皆、遊び程度にしか見ていなかっただろうし、あたしは別にそれでも良かったから、付き合って、別れていった。
ただ虚無感だけが蓄積し、気づけばこの有様。人もまともに愛せないような、軽い女に成り下がってしまった。
心の中の空白はだんだん広がっていき、きっとあたしは不安だったんだ。
ただの情欲じゃない、愛が欲しかった。
やっと、見つけたと思ったのに。好きだって言ってくれる人を。不変のものを。
でも、変わってしまった。何もかも。もう良平はあたしを見ていなくて、必要としていなくて。
“そういえば、雅もこの学校だったんだよな。すっかり忘れてたわ”
良平の記憶の片隅に、今にも消えんと霞んでるだけ。嵌まってしまったのは、あたしの方だ。
傷付いていた。
気づかないフリをして、今まで通り忘れようとしていたんだ。強がって。
本当は、裏切られた気持ちでいっぱいだったのに。……馬鹿みたいだ。


