青空シュート


「俺、もう何が何だか分からなくなっちまったんだよ。自分が何のためにリハビリしてんのか。もうこの病院から出られないんじゃないかって。もうわけわかんねぇーよ。」

その時拓哉は勇翔に何も言ってやれなかった。

「俺が戻ったって、もうみんなは俺よりうまくなってチームの絆は深まって俺の出る幕なんてないんだよな。」

「…。」

「ごめん。拓哉。もう今日は帰ってくれねーか。」

「あっ。うんじゃーね。」

「…。」

それから拓哉は見舞いに行く事がなくなった。