病室―――… 「…。」 ガラガラガラ… 「勇翔…?」 「あっ、拓哉。」 勇翔はボールを両手で持ち、窓の外を眺めていた。 「勇翔?大丈夫?」 「あぁ、大丈夫だ。」 「お前、バスケ部やめるのか?」 「何言ってんだよ拓哉。」 「へぇ…?」 『そんな簡単にやめられない。』 勇翔は、ずっと窓の外を見て言った。 「なぁ、拓哉。」 「ん?」 「俺、またバスケできるようになるよな?」 「うん!なるさ!それまで俺が毎日見舞いに来てやるよ!」 「気持悪いぞ!」 そう勇翔は笑顔で拓哉に言った。