「あー。もちろんしてくれおった。いろんな先生が直そうとしてくれおったわ。」
「…。」
「でも、兄ちゃんの体がもたなくての…足を切断したんや。」
「切断…?」
「あー。車いすになって、がりがりに痩せて、髪もすっかり抜けおったのに兄ちゃんはバスケをやめんかった。」
「それほど好きだったんだ。」
「そうやな。そんな兄ちゃんの一生のものを教えてくれたんや。」
「だから千輝くんはバスケやってるんだ。」
「そや!兄ちゃんが叶えられなかったインターハイゆう夢を俺が叶えてやるんや!」
「うん!僕も手伝うよ!その夢叶えるの!」
「ホンマか?ありがとな!」
「うん!」
「さっ!遅なってしもた!帰ろ!」
「うん!」


