「玖桜?玖桜!!死ぬな!」



私は玖桜の手を握り締め叫ぶ



「怪我…と、か……なぃ?」



途切れ途切れの声にだんだん小さくなる玖桜の悲痛な声。
それが私の胸を強く強く歪ませる、苦しさと罪悪感のせいで




「玖桜っ…魅景のせいで…嫌…」



魅景のせいで?違う違う違う違う
確かに刺したのは魅景本人。

だけど魅景が刺そうとしたのは――…



「わ、たし…」




そう。


私のせいで玖桜は刺されたんだ。
私が居たから、私が弱いから、私が――――………生きているから。




「魅景のせいじゃない…私が玖桜を…嫌だ!玖桜っ私のせいでっ嫌ぁあ!!」













私のせいで玖桜は刺されたんだ。





全ての原因は









私自身なんだ。