もう離れない。




「…………っ、いきなりどしたんだよったく、」

「ごめん、お母さん来ちゃって」


「え、大丈夫だったか?」


「うん。でもやっぱり私達ダメだよ」


「は?」


「私達が幸せになっても周りを傷つけるだけだよ」


「本気?やっぱ俺のこととっくに嫌いだったとか?」


違っちがうよ

大好きなんだよ、わかって

でも…


「うん、さよなら」





嘘ついてごめんね

傷つきたくなくて
自分で電話をきった

予想してたとおり
涙が異常じゃないくらい溢れて


そのうち自然に眠っていた