もう離れない。



でも聞かなきゃ

新しいスタート地点にも

立てないんだ



「覚悟はある」


「分かった」


ドアのぶから手を離し
さっきの位置に座りなおした
優稀の隣に私も座った




「長くなるから途中で無理って思ったらいって」


「わかった」


キーンコーンカーンコーン


「優稀さぼれる?」

「俺は全然だけど鈴はいいのか?」


「私も最近さぼってるし大丈夫…だから話続けて?」



優稀が口を開いた