「はぁ…」


別れるとか考えもしなかった

心の準備ができてなかったよ



「すーずっ帰ろ?」


美奈は私に気を使って
一緒に帰ってくれる

松井くんと帰りたいだろうし
悪いよね、ごめんね


「私、用事あるから松井くんと帰っていいよ?」

「気使わなくていいんだよ?」

「まぢで用事だからっ」



美奈はしばらく考えて

「わかった!無理しないでよ!すーずちゃんっ」

「は〜い、みーなちゃんっ」


笑って美奈とわかれた


のにやっぱり帰り道

一人になると涙がでてくる


いつも右側はあったかかったのに
今はただ風邪があたるだけ