「俺等のところ…蝶狼に戻ってきてくれないか?」

『…え?』


どういうこと?
戻ってきてくれないかって?
皆あたしを憎んでるんじゃ…


「蝶狼の総長と副総長は琉那と白夜じゃなきゃ俺等嫌なんだよ…だから皆で探してたんだ…それにお前等じゃなきゃ嫌だから総長も副総長もいない…空いたままなんだよ…お願いだから戻ってくれ…」


『…でも皆はあたしのこと恨んでるんじゃ…』

「そんなわけねぇだろーよ!!!俺等は琉那が大好きなんだ!!大切なんだよ!大事なんだよ!」


『…陸…もうちょっとだけ待って…』


「わかった…俺等はずっと待ってるから早く帰ってこい!!!」



うんと言って電話を切った