両親は私にとても期待していたからだ。
ピアノ、習字、スイミング、バイオリン、チェロ
その他にもいろいろやっている。
「桜川さん。友希と一緒に学校を守って欲しいんだ。友希も昔からいろいろやっているからね。」
「どういうことですか?」
「昨日、予告が届いたんだ。『水野高校の宝を盗む』と書いてあった。」
「お父さん。この学校に宝なんてあるの?」
「お父さんと呼ぶんじゃないと言ってるだろうが。」
また始まった。。。
「別にいいじゃない。お父さんなんだから。」
「はぁ。。。もう勝手にしろ。」
「うん。じゃあお父さん。さっきも言ったけど、この学校に宝なんてあるの?」
「あるぞ。」

