赤い屋根の家の、小さな女の子




サラがずんずん歩いていると、遠くに女の子が見えました。


「なにしているんだろう」


女の子は、じっと木をみています。


「こんにちは。私はサラ。何をしているの?」


サラはその女の子のところまで歩いて行って、話しかけました。


「こんにちは、サラ。私はハル、この小鳥が、あの巣から落ちてしまったの。返してあげたいんだけど…」


ハルの手には、小さくてかわいい、黄色の小鳥がいました。


目の前の木の枝には鳥の巣があります。


中にいるのはお母さんと兄弟たちでしょうか、元気に鳴いています。


「わぁ、かわいい。まかせて!」


サラはハルから小鳥を受け取り、木を登り始めました。


「ちょっと、大丈夫?」


「大丈夫、大丈夫。木のぼりは得意なの」