「周大
 
お父さん、どお?」
 
 
「響子・・・」
 
 
響子は
小学校からいっしょの
幼なじみみたいなもんだ。
 
響子のお母さんは
俺のこと
本当の息子みたいに
「周ちゃん」って呼ぶ。
 
美桜と
同じ呼び方。
 
 
「落ち着いてるよ。
 
わざわざ悪いな」
 
 
「ううん・・・」
 
 
「なあ、響子」