ふたりで 公園のベンチに並んで座る。 前より 距離があいてるような気がして。 それに周ちゃん・・・ まだ、私の顔 ちゃんと見てくれてないよ? 「美桜・・・ クリスマス、ごめんな」 「ううん」 私は首を2回 横にふる。 本当は・・・ 本当はね? すっごく寂しかったよ。 クリスマスの夜に ひとりっきりって こんなに、寂しいんだあって 初めて知った。 だけど、言えない。 だって・・・ 嫌われたく、ないもん。