「うちの家ね
クリスチャンで
クリスマスは父の方の実家に行って
みんなで食事するの。
それでそのまま
泊まるんだ。
 
だからクリスマス
家誰もいないの」
 
 
 
お父さんとお母さん
説得するの
大変だった。
 
でも
絶対引かなかった。
 
 
クリスマスは絶対に
 
大好きな人と
いっしょに過ごしたいもん。
 
 
 
珍しく強情な私に
両親も懲りてくれて
 
なんとかつかんだ
周ちゃんとのクリスマス。
 
 
ふたりでいっしょに
一番近くにいたい。
 
 
 
「じゃあ、お邪魔しよっかな」
 
 
周ちゃんのその言葉聞いて
本当に
ほっとした。
 
 
「楽しみにしとく」って
周ちゃんが笑顔で言ったから
 
1週間後のクリスマスが
待ち遠しくて
仕方がなかった。