海に行った日
周ちゃんとの距離は
すごく近くなったような気がする。
 
1日ずっと一緒にいられて
周ちゃんのいいところ
素敵なところ
いっぱいいっぱい
知ることができたよ。
 
 
もっともっと
知りたいよ。
 
 
 
「美桜」
 
昼休み
食堂のあんまりおいしくない(笑)カレーを食べ終わったところで
亜未は私に聞いた。
 
 
「周大くんとは
最近どおなの?」
 
 
・・・びっくりしたあ。
 
亜未がそうゆうこと聞くこと
全然ないから。
 
私も
亜未が失恋した時から
男の子の話はしてない。
 
 
亜未には
悲しいことは
全部忘れちゃってほしいんだ。
 
 
「ん・・・
毎日メールしてるよ」
 
「ふうん」
 
たいして興味なさそうなあいづち。
 
 
「なんで?」
 
ちょっと気になったから
聞いてみた。
 
 
「なんでって・・・
仲良くやってんのかなって思ってさ」
 
 
そこには
亜未の優しい笑顔。
 
 
気にしてくれてるんだね。
 
私の気持ちに
気づいてくれたから。
 
 
 
「あれから2・3回
コンビニに来てくれたけど・・・」
 
海に行った日から
もう2週間。
 
前は
3日に1回は来てくれてたのに・・・。
 
メールはいつも通りだけど・・・
 
 
何かあったのかな?
 
心配だよ。
 
 
だけど私は彼女じゃないから
そんなことは聞けない。
 
うざいなんて思われるの
絶対やだ。