恋愛相談は校舎裏で

そろそろ止めないと、マジでヤバイ。


もうすでに、理性が危うくなってんのに…。



でもそんな思いとは裏腹に、真っ白な首筋へ舌を這わす。


そして鎖骨の辺りにまで下りかけたとき、雪乃ちゃんの手が、俺の背中に回ってきて。



「…っ、夏輝…先輩…」


「…!!」




その声を聞いた途端、バッと勢いよく、雪乃ちゃんから離れる。


そして見た雪乃ちゃんは、顔を真っ赤にさせながら、目を潤ませていて。



ヤバイ。ヤバイ、ヤバイ。


俺…完璧やりすぎだ。



泣かせた?怒らせた?


嫌われた…?