恋愛相談は校舎裏で

「……っは…」


すると、慣れないキスに苦しくなったのか、雪乃ちゃんの唇が少しだけ開いた。



…無意識って怖いもので。



俺はその隙間を見つけると、甘いお菓子を追い求めるように、すぐさま舌を滑り込ませた。


そして雪乃ちゃんのそれと絡みつける。



「……んんっ…!?」



雪乃ちゃんが驚きの声をあげる。


それを聞いて、ヤバいって思ったよ。


まだ、するべきじゃなかった。

普通のキスでさえ、緊張してるのにって。



…でも、もう止められなかったんだ。