恋愛相談は校舎裏で

ムスッとしながら雪乃ちゃんの隣に座る。


でも雪乃ちゃんは俺の方を見向きもせずに、しずくとじゃれてて。


「……」


俺のご機嫌、急降下。


しずくが好きなのはわかってるよ?

しずくと遊んでる雪乃ちゃんだって、俺は大好きだし。


でもさ。


ちょっとくらい、俺にかまってくれたってよくない?


…本当に、妬けるんだけど。



「…はぁ…」



小さく溜め息をついて、顔を上げる。


そしたらちょうど、しずくとバッチリ目があって。



じーっと見つめられたと思うと、

しずくはそのまま、アメでも舐めるかのように、

雪乃ちゃんの唇を舐めた。