恋愛相談は校舎裏で

「……雪乃ちゃん」


「…!は、はいっ?」



どうしようかと考えていたら突然かけられた声。


緊張していたせいか、驚きすぎて、若干声が裏返った。



…は、恥ずかしー……



顔が熱くなって、下へと俯く。


すると上からクスッと笑う声が聞こえて。



「…帰ろっか?」




夏輝先輩が優しく笑いながら、私を見ていた。