恋愛相談は校舎裏で

「…三浦くん?」


「…!?」



ずっと沈黙を守り続けていると、力のない声で宮崎先輩が呟いた。

驚いて顔を上げると、バッチリと宮崎先輩と目が合い、咄嗟に顔を逸らす。



バクバクと、うるさく鳴る胸。


なんで?

なんでバレるの…?



困惑したまま、なんて言おうか考えていると、先輩の右手が、私の首筋に触れた。