恋愛相談は校舎裏で

振り向くと、そこには朝見かけた宮崎先輩がいた。


宮崎先輩は、その整った顔をどこか気まずそうに歪めている。


「あ、あの…?」



…私に何の用だろ。



早く教室に戻りたいと思いながらも、先輩相手にそんなことを言えるはずなく、

ただじっと見つめる。



宮崎先輩も私をじっと見つめると、ゆっくりと口を動かした。